アーバンシティ
東五反二丁目地区再開発の一環として計画された大規模高層集合住宅で実施されたアート計画。先端的な都市生活を積極的に楽しむアクティブな家族イメージにふさわしいアート計画が求められました。
建物の外構に配置された黒と白の彫刻は柔らかさとシャープさ、黒と白、大理石と御影石などいくつかの相対する要素を持ちながら、どこかに共通した「香り」を持っています。実はふたつの作品を制作した作家は共に実生活でも「夫婦」であり、互いにパートナーシップを持って制作活動を行っています。「家族」という語感よりはパートナーという互いに独立的に協働しあう「大人」の関係性が「アーバンシティ」と重なるイメージを作品と共に髣髴させます。