展覧会2022.02.02
この度アートフロントギャラリーでは竹中美幸の個展「陰と陽と」を開催致します。
これまで樹脂やフィルムなど透過する素材を用い、光や影を取り込んだ作品を展開してきた竹中美幸。その精巧で繊細な作品はハイアットリージェンシー北京望京(設計:隈研吾建築設計事務所)をはじめ、ホテルのアートワークにも起用されています。
また昨年2021年に開催された奥能登国際芸術祭では、民具を保存・調査・展示する博物館と、現代美術作家のアート作品を展示する美術館を融合するこれまでにないかたちのミュージアム「スズ・シアター・ミュージアム『光の方舟』」のために地域の人々の古い記憶や刻々と変わる海の表情、忘れられていくものの儚さを「覗いて、眺めて」という作品へと見事に昇華させました。
作家の4年ぶりの個展となる本展では、この2年の変化を記録し焼き付けた35mm映像用ポジフィルムを素材にインスタレーションと平面作品等を発表。日常にあるひっそりと消失していった風景をすくい上げます。
竹中美幸「陰と陽と」
会期 2022年2月4日(金)ー2月27日(日)
時間 水ー金 12:00~19:00
土日祝 11:00~17:00
休廊 月・火
個展によせて 光彩の放たれ/天野一夫(美術批評)